自費リハビリについて考えてみる!!!

【この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。】

最近、自費リハビリという言葉をよく聞くようになりました。テレビでも出てくるし、大手企業も参入してきましたね。私なりに少し考えてみたいと思います。

目次

そもそも自費リハビリってなに?

病院で行われていた理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が病院外でリハビリを行うことのようです。

病院でリハビリを受けることができる期間が決まっているので、その期間を過ぎた方たちに向けたサービスになります。

医療・介護保険下ではないので、保険がきかない、完全自費のサービスを行っているようです。

 

自費リハビリっていうけど、開業権はあったっけ?

日本の理学療法士等には開業権はありません。なぜ、開業のような形で仕事をしているかたが多くなっているのでしょうか?

開業権はないですが、理学療法は医師の指示のもとに行うという原則があるからだと思います。

理学療法士が医師の指示のもと行うからこそ理学療法になるのではないでしょうか?

理学療法を行わないことで、法律にはふれない形で仕事を行うことができます。整体院のような形になるのだと思います。理学療法士の資格を持っている以上、人に触ることで全て理学療法になってしまうのではないかとも思いますが、、、

 

今、開業している理学療法士などはどうなの?

開業されている方たちはみなさん、理学療法の提供はしていないのだと思います。理学療法士としての経験と知識を活かしてコンディショニングや予防的介入、整体という形で行なっているのだと思います。

開業されている方たちとしっかりと話をしたことがないのでどうなのかわかりませんが、整体院であれば法律的に問題はないのではないでしょうか。

 

多くなってきている自費リハビリ施設は大丈夫なの?

厚生労働省の中でも医療費が増加してるいことに危機感がありなんとか医療費を削減しようとしています。

介護保険でのリハビリの移行もその一つとなっています。医療費と介護保険での支払いの金額は利用者側からすると同じ負担額になっていると思います。9割、8割、7割負担の内訳が違うのです。

介護保険では、地方自治体の負担割合が入ってくるため国としての負担額は減少します。そのために医療から介護へ移行を進めているのだと思います。

そんな流れの中、国で負担をしなくてもよい、自費リハビリの誕生はありがたいのかもしれません。事業展開もして、テレビでも放送されている状態で国が知らないわけがないと思います。それでも国からストップがかからないというのは暗黙の了解を得たのではないかとも思えます。

直接聞いたことはないので、あくまでも個人的な意見ですが、、、

 

終わりに

あくまで、私の考えなので開業しても大丈夫ということはありません。もしやられるときは、ご自身の判断で自己責任で行なってください。理学療法士の免許にかかわることにもなると思いますので慎重に行動してください。私自身はオススメはいたしません。おすすめしない理由はまた違う機会に書きたいと思います。

病院や施設で働いていることが悪いともいいとも思いませんし、その人にはその人のやりがいや生活環境があります。それぞれの活躍できる分野、ステージで力を発揮できればいいのではないでしょうか。

最近では、独立を煽るような広告も多くあります。独立、起業することがすべてではないですし、向かない人もいます。今のところ病院や施設から完全にリハビリ専門職がいなくなることもないでしょうしやりたいことをやるのがいいと思います。

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