起業した理学療法士が、整体院起業をおすすめしない4つの理由!!!

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病院などで働いていると起業している理学療法士に憧れたりします。自分の腕一本で働いている。かっこいい。など思うことがあります。自分でやってみて、ほかの方にはおススメしない理由を挙げていきたいと思います。

目次

自分がいなければ、収入がなくなる

自分一人で整体院を経営していれば、病院や施設とは違い、時間は本当に自由になります。なにに縛られることもなくやりたいことをやって自由にスケジュールを組むことができます。

でもそれは利用者さんをいっぱい抱えていることが条件です。

自費で行うということは、営業もしなければいけないし、すべて自分でしなければいけません。1人1万円の料金をいただいたとしても、月20日×毎日1人(1万円)では売上20万円となります。売上から家賃や光熱費などの必要経費を引いていくと、いくら残るのでしょうか。。。また休みを1週間とったとしましょう。それだけで7万円ぐらい少なくなってしまいます。

休めば休むだけ収入は少なくなってしまいます。

どのぐらいの人数に利用してもらえればいいのかを考えてみると、1万円だとして3人~4人が最低限ではないでしょうか?しかも毎日です。毎日それだけの利用者さんが維持できますか?相当な努力が必要になると思います。
20日×毎日3人(3万円)でやっと売上が60万円になります。

20日×毎日4人(4万円)では売上は80万円になります。

家賃が安くても10万円は行くのではないでしょうか。ワンルームみたいなところを借りたとしてもこの値段です。駅近くの1階テナントなんていったら、、、

20日×毎日8人(8万円)で売上は160万円となります。

独立、起業は憧れではありますが、何にどのぐらいお金が必要で、どのぐらいの利用者さんがいないと存続できないかを考えてから始めないとすぐに倒産してしまいます。

自費リハビリへの大手企業の参入が増えている

最近、大手の自費リハビリ施設ができています。資本金の違いがありますので、インパクトが全然違います。最新の機械を入れ、内装もかっこいい、個人ではそこまでの機械、内装は難しいです。
大手に勝つには本当に独自性があるか、スピード感で差をつけるしかないのではないでしょうか?信頼度はどうやっても勝てないかと思います。なかなか厳しい戦いになるのは間違いないと思います。

多店舗展開が難しい

もし、うまく回り始めて利用者さんが来てくれるようになったとしましょう。そうなったときに、違う人で納得して頂けるでしょうか?関係性が出来上がっているので難しいと思います。また、利用者さんは人についていくので、多店舗という発想は難しくなると思います。また、不安定ななか、人を雇って働いてもらうにしても難しいのではないでしょうか。

価格競争が起こる

これだけ、自費リハビリが多くなってきている以上、近いうちに価格競争が起きてくると思います。安かろう悪かろうかもしれません。ですが、現在の自費リハビリでは、すべての人が手を出せる料金設定ではないのは確かです。

少なからず考えている個人のかたはいらっしゃるのではないでしょうか?

終わりに

法律的なことなどいろいろと考えるとあまりおススメできない整体院としての開業となります。

休むと収入が直結する。

多店舗展開が難しい

価格競争が近いうちに起る可能性が高い。

価格競争が起きてしまうと、計算では、一日に見なければいけない利用者が倍になると考えたほうがいいのではないでしょうか2倍の仕事をして、今と同じ売上。。。残酷な世界ですね。

保険下にいても、保険制度の一声で収入が変わってきます。ですが、地域の知名度というのはつけやすいと思います。
自費リハビリを進めていくのであれば、1つ軸となるものがないとなかなか難しいと思います。治療方針なり手技なりなんかないと。。。
個人的には初期投資は少しかかりますが保険下の開業をおすすめします。

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