促通反復療法の研修会に参加してみた

【この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。】

運動麻痺の改善を行うために、促通反復療法(川平法)の研修会に参加してきました。1日の研修ではなく、5日間の研修会に参加してきました。

 

目次

促通反復療法(川平法)って???

運動麻痺に対して動作の改善を図るための治療法みたいです。

どんな動作でも

10回練習するよりは

100回練習した方が上手くなる

1000回練習した方がもっと上手くなる

根本的な考え方はここにあるようです。

ただ、がむしゃらに動かしてもらう、練習してもらうのではなく、動かし方をしっかりを治療者が示して過剰な努力をなくして動作、練習をしてもらうことが特徴のように感じました。

 

100回の反復の意味は?

100回と言うことに深い意味はなさそうでした。

ただ、現在の病院でのリハビリの提供時間を考えると100回動作をしてもらうことが限度だろうとの考えみたいです。

1つの動作を100回

5~6動作を1回のリハビリの中で行える最大の反復回数が100回と考えられるため、その回数にしているとのことです。

多くの回数を行えるに越したことはないようですよ。先ほど書いた通り数多く練習したほうが上手くなりますからね。

電気刺激と振動刺激について

電気刺激

電気刺激を行うことで、筋肉の興奮を上げて動作を行いやすくなります。治療者の手技により動作を誘導するのですが、それにプラスして電気刺激を行うことでより、過剰な努力をすることなく目的の動作を行うことができます。

振動刺激

振動刺激を行うことで、筋肉の緊張を落とすことができます。

マッサージ機(バイブレーター)の振動刺激でなくても、何かしらの振動刺激をすることで緊張は低下するとのことですが、そこまで高価なものではないので買ってもいいのではないでしょうか。

特徴的な手指の治療

手指の動き方は本当に特徴的だと思います。いろいろな研修会に参加させてもらいましたが、ここまで手指の麻痺に対しての治療は私は聞いたことがないです。勉強不足で聞いたことがないだけなのかもしれませんが、、、

その代わり治療者の誘導の仕方はとても難しかったです。5日間で完璧に出来るわけではありませんがある程度動きは覚えられました。実際に患者さんに治療をさせてもらいましたが、とても難しく思った通りに誘導するには少し時間がかかりそうです。

運動麻痺改善に向けて、1つの方法としてとても勉強になりました。

 

もう1つの特徴的な荷重の考え方

この10年ぐらい麻痺側荷重という考え方をずっとしてきましたが、今回は非麻痺側での荷重を意識することを学びました。

非麻痺側での立位で意識をしなければ行けないのは体(体幹)が崩れないということだと感じました。

非麻痺側にしっかりと荷重ができれば麻痺側の振り出しは楽にできるようになり、歩行速度は向上するはずだと、、、

いろいろ、今まで考えてきたもの、やってきたものと真逆のこともあり頭を切り換えるのが難しかったです。

 

非麻痺側の強化

麻痺側のことばかりをやってしまいがちですが、しっかりと非麻痺側の筋力強化を行うことも大前提のようです。

 

おわりに

久しぶりに長期的な研修会に参加させてもらいました。新しい考え方で頭はパンクしそうな感じでしたが刺激をもらえました。

誘導の仕方をしっかりと覚えて、運動麻痺の改善に少しでも役立てればと思います。

詳しく学びたい方はこちらの本を見ていただければと思います。

DVDもついていますので、どんな方法で反復していくのか学べると思います。

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