脳卒中ってなに???

【この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。】

リハビリというと脳卒中、脳梗塞っていう言葉が多く聞かれると思います。しかし脳卒中、脳梗塞って詳しくはよくわかっていない場合がほとんどではないでしょうか?

どうして、なるのか?なにに気をつければいいのか?どんな症状がでるのか?

少しまとめていきたいと思います。

 

目次

脳血管障害って?

脳の血管になんらかの形で障害されておこる病態の総称と言われています。

脳血管障害:NINDSⅢによる分類

A.無症候性脳血管障害
B.局所性脳機能障害

1.一過性脳虚血発作
2.脳卒中
①脳出血
②くも膜下出血
③脳動静脈奇形にともなう頭蓋内出血
④脳梗塞
発生機序:血栓性、塞栓性、血行力学性
臨床病形:アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、
心原性脳塞栓症、その他
C.脳血管性認知症
D.高血圧性脳症

大きくは虚血性疾患と出血性疾患にわけられる。

脳卒中(脳血管障害)の主な危険因子

・加齢

加齢によるリスクは誰にも避けることはできません。
他の危険因子を避けることで発症率を下げることを心がけましょう

・高血圧

最大の危険因子とも言われています。血圧が高ければ高いほど発症率は高くなります。血圧が高いことで血管にかかる負担が強くなってしまいます。

・脂質異常症

血中脂肪の低下は発症率を低下させます。よくドロドロ血液と言われていますが、サラサラしている方が血液も流れやすいですし、詰まることもないでしょうしね。

・糖尿病

高血糖は動脈硬化を進めてしまうそうです。

・心疾患

不整脈や心房細動は脳梗塞のリスクとなります。

・喫煙

血管を収縮させてしまうため、脳梗塞のリスクが高くなります。

・大量飲酒

血液がかたまりにくくなり、脳出血のリスクが高くなります。

・その他

肥満
ストレス
運動不足
低蛋白血症
脱水
高尿酸血症
睡眠時無呼吸症候群
メタボリックシンドローム など

脳血管障害のしくみ

脳血管の狭窄・閉塞(狭くなることや閉じてしまう、詰まってしまうこと)や破綻がおこることで障害が起こります。大きく虚血性疾患と出血性疾患に分けることができます。

・虚血性疾患

脳梗塞

脳の動脈の閉塞(詰まってしまうこと)で血流が滞り、組織が壊死してしまうこと

一過性脳虚血発作

一時的に虚血が生じ、一過性の局所症状をおこすこと。

・出血性疾患

脳出血

脳の細動脈が破綻し出血をおこすこと。

くも膜下出血

脳動脈瘤が破綻しくも膜下腔に出血すること。

 

脳卒中(脳血管障害)の主な症状・後遺症って?

運動麻痺

一番よく聞くのが『片麻痺』ではないでしょうか?

右片麻痺・左片麻痺と呼ばれている症状があります。半身不随とよばれることもありますが、体の半身の運動麻痺がおこります。随意運動が起こりにくくなってしまい、自分の思うように体を動かすことができなくなってしまう症状です。

手を握ったままになってしまったり、膝や股関節だけなど、一つの関節だけを思うように動かすことが難しくなります。

言語障害

『失語症』『構音障害』と呼ばれるものがあります。

 

話しかけられていることは理解できるのに、自分の思ったように言葉が出せないことや話しかけられていることを理解できないなど、症状はさまざまとなります。

失語症と似たことで、構音障害とよばれるものがあります。

正しく言葉は理解でき話はできるのですが、声が出にくい、呂律がまわらないため、正しく発音ができなくなります。

のどや口の筋肉の動き方の問題と言われています。

 

高次脳機能障害

失語や・失行・失認や記憶障害、注意障害、遂行機能障害など様々な症状があり、認知障害全般を指します。

高次脳機能障害は外見からは判断が難しく『見えない障害』と言われているそうです。

 

おわりに

細かい症状の説明に関しては、長くなってしまう可能性が高いのでそれぞれで書いていきたいと思います。またリハビリではどんなことをやっているのか、どんなことをすると効果的と言われているのか紹介していきたいと思います。

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