リハビリの関連資格って?

【この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。】

理学療法士・作業療法士は生涯にわたり学習をし、自己研鑽に励むことが望まれます。資格を取ることだけが自己研鑽ではありませんが、他の人に示す手段としてはとても有効なものになります。

資格を取っただけで、中身がない方もいらっしゃったり、資格をとることだけに必死になってしまい普段使わないことで忘れていってしまうことも多くあります。

リハビリ専門職である、理学療法士・作業療法士が関連する資格を調べていきたいと思います。

 

目次

関連資格は、どんなものがあるの?

介護支援専門員

受験資格

1.国家資格を所有し、実務経験5年以上その業務に従事した日数900日以上

2.相談援助業務に従事し実務経験5年以上、その業務に従事した日数900日以上

3.介護業務に従事し実務経験5年以上その業務に従事した日数900日以上、または実務経験10年以上その業務に従事した日数が1800日以上

公益財団法人東京都福祉保健財団ホームページより引用

※現住所や勤務地などにより申込み場所が変わりますので確認が必要です。

 

福祉住環境コーディネーター

受験資格

学歴や年齢などによる制限はないそうです。

※1級から3級まであります。2級からの受験や2級と3級を同時に受験することができるようです。1級を受験するためには2級に合格する必要があるようです。

詳しくは福祉住環境コーディネーター協会ホームページをご覧ください。

 

呼吸療法認定士

3学会合同呼吸療法認定士と呼ばれています。

受験資格

理学療法士・作業療法士の資格を持ち、2年以上の実務経験を有する。

認定委員会が認める学会や講習会などに出席し12.5点以上を取得する。

など細かい部分があります。詳しくは公益財団法人医療機器センターホームページをご覧ください。

 

心臓リハビリテーション指導士

受験資格

日本心臓リハビリテーション学会の講習会を受講していること。

理学療法士・作業療法士などの資格を有していること

会員歴が2年以上であること

実地経験が1年以上であること、または心臓リハビリテーション研修制度により受験資格認定証の交付を受けていること

 

糖尿病療養指導士

受験資格

理学療法士の資格を有していること。

10年以内に2年以上継続して勤務し糖尿病患者の療養指導業務に従事し、通算1000時間以上療養指導を行ったことなどがあります。

また、常勤の日本糖尿病学会専門医がいることなどの細かい規定がありますので、詳しくは一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構ホームページをご覧ください。

 

NST専門指導士

受験資格

言語聴覚士・理学療法士・作業療法士の資格を有すること

5年以上の病院・福祉施設での実務経験を有すること

必須単位数を修めていることなどがあります。

細かな情報に関しては、日本静脈腸栄養学会ホームページをご覧ください。

 

骨粗鬆症マネージャー

受験資格

学会に所属していること

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の資格を有すること

骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースを1回以上受講していることなどが挙げられます。

詳しくは一般社団法人日本骨粗鬆症学会ホームページをご覧ください。

 

アスレティックトレーナー

一番有名なものは日本スポーツ協会(日本体育協会)アスレチックトレーナーではないでしょうか?

受講資格

受講する年の4月1日現在、満20歳以上の者で、本会加盟団体、または本会が特に認める国内統轄競技団体が推薦し、本会が認めた者

となっています。

学校に行かずに資格の取得を目指すのは難しいことだと思いますので、もし資格を取得しようとする場合には学校に行かれるのがいいのではないでしょうか?

とても難しい資格と聞いています。合格率もかなり低いとのことです。

 

障がい者スポーツトレーナー

受講資格

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を有している

当協会加盟委協議団体等で活動している者で、当該加盟競技団体から推薦された理学療法士、作業療法士の国家資格を有する者

詳しくは公益財団法人日本障がい者スポーツ協会ホームページをご覧ください。

 

福祉用具プランナー

受講資格

実務経験2年以上や保有資格などの条件があります。詳しくは公益財団法人テクノエイド協会ホームページをご覧ください。

 

インソールの認定資格

受験資格というよりは、いろいろな団体が認定資格を発行しています。

どのような評価を行うのか、どのような素材を使ってインソールを作っていくのかなど調べてから勉強をしていくといいと思います。

 

徒手療法の認定資格

徒手療法に関しても、メイトランドやノルディックシステム、マリガンコンセプト、筋膜リリース、マッケンジー法など本当にいろいろな手技が存在しています。

 

リンパドレナージ関係の資格

凜場ドレナージに関しても多くの団体があるみたいです。

その他

その他にも、ピラティスインストラクターやヨガインストラクター、ボディーワークのインストラクターを取得される方が多いと思います。

 

私が知っているものを箇条書きみたいになってしまいましたが、あげさせてもらいました。

呼吸療法認定士は、多くの方が取得しているのではないでしょうか?また介護保険下で働いていくのであれば介護支援専門員などを取得することで制度がより理解できると思います。取得するまでには、実習が必要であったり理解のある職場でないとなかなか難しい部分もあると思います。

内部疾患に関する資格に関しては、学会に所属していなければいけなかったり、実務経験が必要であったりと受験資格を得ることが難しいものも存在しています。

 

認定資格は本当に数えきれないぐらいあります。この中でも、自分のキャリアプランにあった資格を選んで勉強していくことが大切なんだと思います。

あれもこれもやっていると、研修会費用や年会費などがとてもかかってきてしまいます。その分、お給料に反映していればいいのですが、病院などの保険下での仕事では診療報酬が上がることは考えにくいので資格手当てがつくことはほとんどないと思います。

どんな形で仕事をしていきたいのか、どんな理学療法士・作業療法士になっていきたいのか、将来設計をしっかりと建ててして勉強していきたいですね。

※今回、リハビリ専門職の資格名しか載せていませんが、医師や看護師、臨床検査技師などの国家資格を持っている方も受験できるものが多くあります。興味がある資格があればリンクを貼ってありますで確認いただければと思います。

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