知っていますか?ロコモティブシンドロームという言葉!!!

【この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。】

少し前に話題になっていましたが、ロコモティブシンドロームという言葉はご存知でしょうか?
健康寿命と寿命の差を少なくするためにも知っておきたい言葉になります。

その他にもフレイルやサルコペニアなどの言葉もありますが、今回はロコモティブシンドロームについて少し説明をしていきたいと思います。


 

ロコモティブシンドロームとは?

略称は『ロコモ』と呼ばれています。また難しく感じてしまうかもしれませんが、日本語では『運動器症候群』と呼ばれるものになります。

運動器(筋肉・骨・関節等)の傷害のために移動機能(立つ・歩く)の低下をきたした状態といわれています。進行することで介護が必要になる可能性が高くなります。

移動機能って?

立つ・歩く・走る・座るなど、日常生活に必要な身体の移動に関わる機能といわれています。

健康寿命って?

健康寿命というのは、健康上の問題がなく日常生活を送れる期間のことになります。誰かに手伝ってもらうこともなく、自分のことは自分でできる状態になります。
現在言われている平均寿命は男性約80歳、女性約87歳となっています。
それに比べ県境寿命は男性約71歳、女性約74歳となっています。
その差は、男性約9年、女性役13年となり、誰かのお世話になりながらの生活の期間が9~13年となってしまいます。

要支援・要介護の要因の第1位は運動器の障害といわれています。
要介護・寝たきりで辛い思いをするのは本人ももちろんですが、家族にとっても大きな問題となります。自分のためだけでなく、家族のためにも健康寿命を延ばしていくことは大切になります。

若いときから運動習慣を身につけておくべき?

筋肉量や骨密度のピークは20~30代といわれています。適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂ることで丈夫に維持されていきます。弱くなった筋肉や骨では40代で身体の衰えを感じやすくなり、60代以降、思ったように体を動かせなくなってしまう可能性が出てきます。
過度な運動や体重が増えてしまうことで負担をかけすぎてしまうと、軟骨などが痛んでしまい、逆に痩せすぎていると筋肉は弱くなってしまいます。

なぜ、ロコモティブシンドロームになってしまうのか?

健康な状態のときに運動習慣がなかったり、痩せすぎていたり、太りすぎたりしている。
その結果、活動量の低下がおこります。またスポーツのやりすぎや事故による怪我などが最初の原因になるようです。
痛みやだるさを放置することでさらに活動量の低下につながっていきます。
その放置したことにより、
・骨粗鬆症
・変形性関節症
・変形性脊椎症 等
運動器疾患を発症してしまう可能性が高くなります。
運動器疾患を発症してしまうと、さらに外出がおっくうになり一日中家で過ごしたりとなってしまいます。

健康な状態

運動器の故障

運動器疾患の悪化

疾患による要介護リスク上昇

要介護

というような流れになってしまいます。

注意が必要な状態って?

ロコチェックといわれているものがあります。
少し確認してみましょう。
片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまづいたりすべったりする
階段を上るのに手すりが必要である
家のやや重い仕事が困難である
2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
15分くらい続けて歩くことができない
横断歩道を青信号で渡りきれない

上記の内容で1つでも該当する、膝や腰に痛みを感じているなどありましたら、ロコモティブシンドロームの疑いがあるそうです。

実際に身体を動かしてチェックしてみよう

・立ち上がりテスト
・2ステップテスト

2つのテストが言われています。

立ち上がりテスト

このテストは下肢の筋力を測定するものになります。
片脚もしくは両脚で、決まった高さから立ち上がれるかどうかを判定します。

台の高さは40㎝、30㎝、20㎝、10㎝の4種類の高さ
両脚または片脚でテストを行います。

方法

各高さの台を用意します。40㎝の台に両腕を組んで座ります。両脚は肩幅くらいに広げ、床に対してすねがおよそ70度になるようにして、反動を付けづに立ち上がり3秒間キープします。
40㎝の台から両脚で立ち上がれたら、片脚でテストを行います。①の姿勢になり、左右どちらかの脚を上げます。上げた方の脚は膝を軽く曲げ、反動をつけずに立ち上がります。そのまま3秒キープします。

注意事項として

・決して無理をしない
・膝に痛みが起きそうな場合は中止する
・反動をつけると、後ろに転んでしまうこともあります。

2ステップテスト

歩幅の測定を行うテストになります。同時に下肢筋力・バランス能力・柔軟性等、歩行能力を総合的にテストするものになります。

方法

スタートラインを決め、両足のつま先をそろえます
できる限り大股で2歩歩き、両足をそろえます。
2歩分の歩幅を測ります。
2ステップ値を算出します。2歩幅(㎝)÷身長(㎝)=2ステップ値

注意事項として

・バランスを崩さないように行ってください
・滑りにくいところで行ってください
・ジャンプはしないでください
・準備運動を行ってからしてください

2ステップ値の判断方法

1.3未満
移動機能の低下が始まってきています。筋力やバランス能が低下してきているので運動を習慣づける必要がある状態です。

1.1未満
移動機能の低下が進んできています。介護が必要になる可能性が高くなってきています。

参考ホームページ
https://locomo-joa.jp/

終わりに

自分は大丈夫だと思っていて、いざテストを行ってみると思っているほどできなかったりするようです。区の事業のお手伝いをさせていただき、実際にテストを行ってみましたが、実際にはできなかったり、バランスを崩しそうになってしまったり、膝や腰などに痛みを抱えていたりという方が大勢いらっしゃいました。
自分の状態を把握して、その状態にあった運動や対応をしていくことが重要だと思います。
まずは、自分の状態の把握から始めていければいいのではないでしょうか?

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です