足のトラブルいろいろ!!!
先日、ちょっとしたイベントがありフットプリントと足サイズの測定を70名ほど行いました。
1日で70名のフットプリントなどとったことがなかったので本当に疲れましたが、様々なフットプリントを見ることができました。
また、普段聞くことができない悩みも多く聞くことができました。外反母趾や内反小指、開帳足、ハイアーチを観察することができました。
目次
一番気になったのは?
70名程度、フットプリントをとらせていただいてほとんどの方が開帳足と言われる状態になっていました。
開帳足とは、
前方横アーチが潰れてしまい平らになってしまうことを言うそうです。第2-3指中足骨頭あたりにタコや皮膚が固くなっていることが多いと思います。
開帳足になると、横アーチの崩れから外反母趾や内反小指になりやすくなります。
開帳足の原因は?
筋力低下と言われています。また普段から足のサイズとは違う大きな靴を履かれていることが原因になります。大きな靴を履くことで、足の指をうまく使えなくなり、筋力が低下してしまうといわれています。
外反母趾って?
足の親指が人差し指のほうに曲がっていってしまい、足の変形がみられることと言われています。
角度によって診断基準があるようです。
20°以下:軽度外反母趾
20~40°:中等度外反母趾
40°以上:重度外反母趾
角度が大きくなるにつれて痛みが強くなるわけではないようです。
話を聞いている中で感じたこととして、変形が進んでいっている途中が一番痛みの訴えが強いような感じがしました。逆に変形が強くなってしまい、変形が固定されてしまった方のほうが痛みの訴えは少なく感じました。
外反母趾の原因は?
外反母趾の原因も筋力低下と言われているようです。
これも靴のサイズが合っていない状態で長く過ごすことによっておこるといわれています。
内反小指って?
足の小指が薬指のほうに曲がってきてしまうことをいいます。
内反小指では、痛みの訴えを直接聞いたことがありません。靴が当たって痛いということは聞いたことがありますが、、、
内反小指の原因は?
これに関しても筋力低下といわれているようです。
靴サイズが合っていないことが原因にあげられ、うまく足の指を動かすことができなくなり、筋力低下が起こるといわれています。
その他にはどんなものがあるの?
その他には、浮指や強剛母指などが足のトラブルとしてあげられるようです。
どんなトラブルにおいても足のサイズと靴のサイズが合っていないことが原因にある気がします。またサイズが合わない中で足の指をうまく使うことができなくなり、筋力低下を引きおこし変形につながっているようです。
足の変形だけでなく、膝関節の痛みや腰痛などを引き起こすこともありますので、本当に靴のサイズは重要になります。
靴のサイズを合わせて、足の指を使いやすくするためのインソールを作製し使用していくことが予防、維持、改善につながっていくようです。
全体的に言えること
足のサイズをしっかりと知らないまま靴を買っていることがわかりました。ほとんどの人が足のサイズよりも大きな靴を履いています。
靴のサイズ表示は各メーカーによって若干の差があります。靴が26cmの表示だとしても中敷きを外して実際の長さを図ってみると26.5㎝~27㎝のものまであります。
捨て寸と言われるものがあり、表示されているサイズよりも0.5~1㎝程大きくなっています。
私自身もインソールの勉強を始めるまでは、そんなこと気にもしませんでした。
結論
足のサイズよりも1~2cmも大きな靴を履いて生活をしていることになります。
また靴ひもを締めなおす方も少ないため、靴の中で足が遊んでしまい、アーチは崩れ、筋力低下を起こし、外反母趾、内反小指、開帳足などのトラブルにつながっているのだと思います。
インソールも大切ですが、靴自体がしっかりと自分に合っているかを確認してください。また靴のサイズが合っていたら、次に踵をしっかりと合わせてから靴ひもをしっかりと締めなおしてください。
これだけでも、歩きやすくなりトラブルを回避できるかもしれません。
実際の足のサイズとぴったりの靴は既製品では存在しないのが現実です。そこでより足と靴のフィット感を出すためにインソールがあります。
歩き癖や現在抱えているトラブルに対して、より良い動きをサポートするためにインソールを作製します。
すべての人がそれだけで改善されるわけではないですが、トラブルによる膝や腰へのメカニカルストレスを軽減できる可能性があります。
トラブルを回避して、ご自身の足でしっかりと歩けるようにケアをしていきたいですね。
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