変形性股関節症に対してどんな運動をしているの?
自費リハビリを行っていると、いろいろな悩みを抱えている方がいらっしゃいます。
股関節に限らず、痛みがあると不自然な身体の使い方をしてしまい、他の場所にも不調が出てきたり、もし原因であった場所の痛みがなくなっても不自然な身体の使い方は修正されずにほかの場所に負担をかけたままになってしまうことがあります。
まずは、痛みを出さないことが優先されるとは思いますがより身体を自然に使えるように身体のケアが必要になります。
どんな運動をしているのかを紹介していきたいと思います。
目次
変形性股関節症ってなに?
骨盤と大腿骨の隙間が狭くなってしまうことにより、痛みが出てきたり、動かせる角度が小さくなってしまいます。痛みや関節可動域が小さくなることによって、普段の身体の動かし方が痛みを避けるような歩き方になっていきます。その結果股関節以外にも痛みが出てきたり、不調が出てきたりしてしまいます。
なぜ変形性股関節症になってしまうのか?
変形性股関節症に関しては、女性の方がなることが多いといわれています。先天性股関節脱臼や股関節形成不全が原因となっていることが多いようです。
その他には、身体の使い方だったり加齢による関節の摩耗も原因の一つといわれています。
変形性股関節症に対してはどんなことをしたらいいの?
まずは股関節周囲の筋肉が短縮していないか、関節可動域が狭くなっていないかなどを確認していきます。実際にストレッチを行う際には、筋肉の短縮や関節可動域を確認をしながらストレッチを行っていきます。確認とストレッチ・トレーニングを並行して行っていきます。
変形性股関節症と一言でいっても、痛みや不調がどうでているのかは、人によって異なる部分もありますので、その人に合わせてストレッチ・トレーニングを行っていきます。
その結果、痛みや関節可動域がどうなっているのかを確認する。この繰り返しをして、採取的に家で行ってもらうストレッチ・トレーニングを決定していきます。
変形性股関節症では、股関節を固定するための筋肉の筋力低下や活動性の低下が起きていることが多いので、その部分のストレッチ・トレーニングを行うことが多いです。
自分でできる運動は?
巷では、貧乏ゆすりをすることで関節の間が広がっていくといわれているようです。仕組みはいまいちわかりませんが効果があるようです。
IMM Imagination Laboで行っていただいている運動を少し紹介したいと思います。
・股関節をゆっくりと動かす運動
上向きで横になります。足をワイパーのように内外に動かしていきます。
痛みがある場合には、まずは痛くない範囲で行ってください。股関節の動きを活性化するために行っていきます。内旋外旋の動きは狭くなりやすいので少しづつ動かしていきます。
・横向きで寝て足を開く運動
横向きで寝ます。身体はしっかりと横向きにして、両膝・両足をくっつけます。両足を離さないようにして、膝を話すように広げます。その際に、身体が開かないように気を付けながら行います。最初は、動かし方も難しいと思いますので、少ししか膝が離せないかもしれません。身体を開いてしまうと代償動作といわれる、股関節以外の動きになってしまいます。できる限り膝を離して大きく動かすことは目的にせずに、確実に股関節を動かしていくようにしましょう。
この2種類とさせていただきます。その他にもその方に合わせたストレッチ・トレーニングを行っています。
股関節の痛みだったのに。。。
股関節の痛みだと思っていたものが、実は腰が原因の病気やケガだったということもあるようです。根本の原因が腰なのに股関節に痛みが出ている場合もあります。身体のどこの痛みであっても、原因が違うところにある場合があります。根本がどこにあるのかしっかりと確認をして運動やストレッチを行うことが必要だと思います。
予防を心掛けることが一番大切なのでは?
身体が不調になってから、痛くなってからでないとしっかりと身体に向き合うことが難しいのはご存じの通りだと思います。ですが、不調が出てからではなかなかもとの調子に戻るまで時間がかかってしまいます。定期的にストレッチやトレーニングを行っていることが大切になります。健康のために運動習慣をつけていくことも大切になります。
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