OSCEに試験官として参加してきた

【この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。】

先日、卒業した学校でOSCEという試験がありました。そこに試験官として参加させていただきました。

自分が学生の頃、、、

もう10年以上前の話になってしまいますが、その頃にはなかった試験になります。

 

そもそもOSCEってなに?

OSCE(Objective Structured Clinical Examination)の頭文字をとったもので、日本語では客観的臨床能力試験と言われています。もともとは医学部や歯学部などの学生が臨床実習に進むための条件となっているものになります。

何を試験するの?

今回は大学から依頼を受けて試験官を行ってきました。実習に行く前の学生が受験生となり、実習が終わっている上級生が模擬患者役として試験を行いました。

整形外科疾患や脳血管疾患などの患者様を想定し、実際に理学療法を行う場面を行っていきます。

整形外科疾患では、人工股関節全置換術後であったり、脳血管疾患では、脳梗塞や脳出血などを想定し模擬患者役には、細かい設定を演じてもらいます。

参加してみてどうだった?

自分の学生の時はどうだったかなって思い出してしまいました。ちゃんと試験官をやれよって感じですが。。。

本当に学生さんたちはしっかりと勉強して試験を受けていました。実際に患者さんを触ったことがない学生たちでしたので、わからないことが多かったと思いますがシミュレーションをして担当教員の先生に指導を受けながら勉強をしてきたんだと思います。

10分程度の試験時間で、フィードバックも3分程度でしたのであまり多くのことは伝えられませんでした。

とても緊張して試験に臨まれていて、手が震えてしまう学生さんや汗が吹き出してしまう学生さんなどがいらっしゃいました。細かな評価の仕方や治療の仕方に関しては事故が起きないようにセラピストの立ち位置などを伝えさせてもらいました。

一番多く学生さんに伝えさせてもらったこととして、声のトーンや大きさ、表情のことをお伝えさせていただきました。理学療法を受けてもらう中で不安が大きい方もたくさんいらっしゃいます。セラピストが元気がなかったり、やる気がない、表情がかたい、暗いなどネガティブな要素が多くなってしまうとそれだけで患者さんも不安になってしまいます。技術・知識に関しては学生のうちにできる限り学んでもらい、臨床に出てからも勉強を続けることになります。10年以上経験をしている私でもまだまだ学ばなければいけないことはたくさんあります。知らないこともたくさんあります。また日々変わっていく医療の中では常に新しい知識・技術を学んでいかなければいけません。そんな話も伝えられる学生には伝えました。

そんな話をしている中で、模擬患者をしてくれている学生さんにはいろいろなことが伝えられたのではないかと思っています。試験の合間などに話をすることでその学生たちにも実際の臨床ではどんな感じなのかなど少しづつ話すことができました。

試験官をさせていただきながら、自分のことを考え直すいい機会を頂きました。

何を基準に採点をしたの?

知識や技術などは、足りないできないで当たり前だと考えています。しかし、模擬患者の設定に関しては事前に伝えられていますので患側などが間違えていないのか、また人対人として言葉遣いなど不快な感じを与えていないかなどを基準とさせていただきました。

また設定されていることをすべて行えるように模擬患者には、あまりリアルになりすぎないように細かすぎる設定はお願いしませんでした。

プラットホームへの移動の際に患側を間違えて誘導してしまうなどがあれば、厳しい採点にしてしまいました。患側・健側に関しては医療事故になりかねないので厳しく採点させていただきました。また衛生管理なども観点から靴のままプラットホームに寝かせてしまうことや配慮にかける行動なども厳しく採点させていただきました。

終わりに。

一年に一度OSCEの試験があります。次回も募集がありましたら是非参加させてもらいたいと思っています。今の職場環境では臨床実習を受けることができないため、学生さんの指導からは離れています。自分のお世話になった学校への恩返しもありますが、自費リハビリでは理学療法を行うことができないのですが、根本的なリハビリの考えを見直す機会を頂いていると考えられます。

いろいろな経験をすることで、自分の行っているリハビリ・コンディショニングをより良い形に進めていけるのではないかと思っています。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です