めっちゃしんどかった臨床実習について

これも10年以上前の話になってしまいますので、あまり参考にならないかもしれないです。当時のことを思い出しながら書いていきたいと思います。
目次
実習はどのぐらいの期間だったの?
介護体験(1週間)
評価・測定実習(3週間)
臨床実習Ⅰ(7週間)
臨床実習Ⅱ(7週間)
この4回の実習でした。どの実習も楽しいと思えることもありましたが、課題もあり、寝る時間も少なくなりしんどいなって思った記憶があります。
介護体験や評価・測定実習では、理学療法士ってなんなんだろうと本当に思いました。この仕事をするためにこんなに勉強しなきゃいけないしこんなにしんどい思いをしないといけないのかと。。。
目指すこと自体をやめたいとも思いました。
評価・測定実習で感じたことは?
某大学病院での実習でした。
評価・測定に関して、実際にご病気の方にさせていただくのは初めてでしたので手際も悪く時間がかかってしまうことが多かったです。実際にさせていただいたことはとても良い経験になりました。
そんな中、ある理学療法士の先生に『なぜ、理学療法士になりたいの?』という質問をされました。その当時どのように答えたかはしっかりと覚えていないのですが、なにを答えても、『それなら○○の資格のがいいんじゃない?』などすべてを否定されてしまった記憶があります。その質問からなぜ理学療法士を選択したのか明確な理由がないことに気が付きました。今でも理学療法士でなければいけない理由は明確になっていない気もします。ですが、理学療法士だからできている仕事を続けています。この先も理学療法士でだからできる仕事を開拓していきたいと思っています。
実際の評価・測定実習ですが、レポートが期限内に終わらず、実習終了から1週間後にレポートの再提出に行くなどさせていただきました。出来が悪くてご迷惑をおかけした実習になります。
臨床実習Ⅰは?
大きな総合病院に実習に行かせていただきました。実家・1人暮らしの家からは通えない場所でしたのでマンスリーマンションを借りて生活をしていました。
本当に大きな病院でしたので、実習生が常に10名以上いる状態でした。脳血管疾患の方を担当させていただきました。その時のバイザーの先生の歩行介助に驚かされました。
歩行介助を行ったこともなければ、実際に見学したこともありませんでしたのでただただ衝撃でした。
立位保持がやっとの患者さんと一緒に歩く。歩く補助をする。
歩行動作が頭に入っていないとできない、患者さんの身体機能を把握していないとできない。バイザーの先生はどちらの知識もしっかりと把握している。また転倒などの危険性もあるため、どうやったら転倒の危険性を最小限にとどめられるかなども考えたうえで歩行介助を行っていました。圧倒的な臨床能力を見せられたと思っています。
実習生が多かったこともあり、症例発表やレポートなどはそこまで厳しくありませんでした。
ケースバイザーや他の先生方とバスケットボールをしに行ったり、車いすバスケを体験させてもらったりと実習以外の部分も楽しませていただきました。
寝る時間がなかったとかはない実習でした。
臨床実習Ⅱは?
総合病院でしたが、リハビリテーション科も8名ぐらいの病院に実習に行かせていただきました。この実習も実家・1人暮らしの家からは通えない場所でしたのでマンスリーマンションを借りて生活をしていました。
実習生は自分も含めて3名いました。同じ学校の1年後輩の子も臨床実習Ⅰとして勉強をしていました。もう一人の実習生はほかの学校の方でした。
正直、この実習は本当にしんどかったです。精神的にも、肉体的にも本当にしんどかった。
3名で始まった実習ですが、最終的には私だけとなってしまいました。いろいろな理由があったとは思いますが、他の2名は実習をやめてしまいました。
レポートはきつい、デイリーノートは毎日新しいことしっかりと勉強していかなければ怒られる。。。きつかった。私自身の考えの甘さもあったとは思いますが、勉強や実習先での態度をみて、『理学療法士になってほしくない』とまで言われました。今の時代にこの発言は大問題になるのかもしれませんが、その当時は本当に悔しかった。実習もこのままでは不合格になると思いました。見返したいという思いでなんとか実習を終えることができました。デイリーノートのために勉強をしていた状態でしたが、見学などで気になったことを勉強し、次の日に質問をして解決していくことで、勉強が楽しいと感じられるようになっていました。
後日談ですが、一番最初にやめると思ったといわれました。いじめかとも思えるような状態でしたが、何とか乗り越えることができました。
最後に
優しい実習先もあれば、本当に厳しい実習先もあります。今の時代はどうなっているかわかりませんが。
当時は寝れない、レポート終わらないなど本当に大変な状態でした。
その当時、怒られたりとなんでこんなことしないといけないのかとか本当に嫌なことも多かったですが、今となってはしっかりと勉強をする機会を作っていただけたことに感謝しています。これらの実習がなければ、こんなに勉強することの大切さも感じることがないまま理学療法士になっていたかもしれません。もしかすると理学療法士にすらなっていないかもしれません。
指導していただいた先生方には本当に感謝しかありません。出来の悪い学生でしたが、少しでも勉強していろいろな人に還元できるように頑張っています。
実習の時によく読んでいた書籍
整形外科の理論と技術
脳卒中最前線
脳卒中機能評価
ステップストゥフォロー
観察による歩行分析
ここにあげている本をよく読んでいました。その他には必要と感じた論文を探したりしていました。
もし、自分が今学生だったらどんな書籍を読んでいるかを考えて記事にしたいと思います。
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